7月に入り、本格的な暑さがやってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
暑さに負けそうな私は、ヨガアカデミー大阪のまあこです。
今回は、少し前から担当させてもらっている「ヨガ数秘学」のお話です。
毎月のように何かしらのワークショップを行っている「ヨガ数秘学」ですが、先日は「ヘルス&ウェルネスナンバー」というカラダとココロの「健康」を数字で読み解くワークショップがありました。
「そんなところまでわかるの?」「そうなんです!」
「ヨガ数秘学」は、人生だけでなく、自分にまつわる様々なものが読み解ける優れものなのです。
そんな「ヨガ数秘学」、今回は、聞いたことがあるけど詳しく知らないという方に向けて、「ヨガ数秘学」がどんなものなのか。そして、タイトルにもあるようにどうして「生きやすさ」に繋がるのか。その魅力を紐解いてみようと思います。
「ヨガ数秘学」ってなに?なぜ、「ヨガ」なの?
「ヨガ数秘学」は、生年月日の数字を使って、個人のもつ性質や課題、強みや生まれてきた目的を読み解くことの出来るシステムです。
元々の名前は、「Ho’olokahi(ホオロカヒ)数秘学」。クンダリーニヨガ創始者であるヨギバジャンが使っていたものを、タイラー・モンガンが体系化したものです。ヨガがベースにあるため、日本に上陸する時に「ヨガ数秘学」と命名されました。日本では2015年にヨガジェネレーションで、ワークショップ初開催したのが「ヨガ数秘学」の始まりです。
「どんな風に読み解くのか?」
まず、生年月日のチャートを作ります。そのチャートには、9つのポジションがあり、そこに生年月日から算出した「1」から「11」までの数字を書き込んでいきます。なんとそれで完成!超簡単に作れるこのチャートは、ただの数字のチャートに見えますが、それは「あなた」に関する情報が詰まった宝庫。自覚があることも、無いことも「すべて」のことが書いてあるといっても過言ではないといいます。
「チャートの数字から読み解けるものは?」
すべてのこと。具体的には、人生の課題や学び、本質や支え、第一印象や持って生まれた強み、過去世、人生の目的、人生で果たすべき役割など。また、9つのポジションにはそれぞれに対応する年齢があり、「今現在の自分」にどの数字が大事なのかまで分かってしまいます。
チャートのポジションと数字を観ることで、過去を振り返ったり、未来を予測したり出来るのも面白いところです。チャートの数字を読み解き、未来を見通して、準備が出来るため「人生の羅針盤」と表現されます。
他の数秘との違いとは?現代に受け継がれる3つと比較。
現在、代表的な数秘といえば、「ピタゴラス式」、「カバラ」、そして「モダンヌメロロジー」があります。他にも、日本では「~数秘術」などがありますが、3つのどれかがベースにあるものなので、今回は「ヨガ数秘学」含むこの3つとの違い(発祥と使う数字)についてとりあげてみます。読み解き方の違いは、また別で記事にしたいと思います。
□ピタゴラス式数秘術
数秘術の元といわれ、古代ギリシアの有名な数学者であるピタゴラスによって生み出された数秘術。「1〜10」を使い、運気を読み解く。
□カバラ数秘術
ピタゴラス式の数秘術と古代ユダヤ民族によって代々語り継がれてきた数秘術とが融合したことで誕生したとされる流派(※カバラとは、ヘブライ語で口伝・伝承という意味)。「1〜9・11・22・33」を使い、個人の性格や運気を読み解く。
□モダンヌメロロジー
ピタゴラスが考案した古典的な数秘術の様式に、現代的な解釈と応用を加えた20世紀初頭のアメリカ発祥の流派。「1〜9・11・22・33」を使い、個人の性質と人生を読み解く。
□ヨガ数秘学「Ho’olokahi(ホオロカヒ)数秘学」
インド発祥、クンダリーニヨガ創始者ヨギ・バジャンが使っていた数秘術を再構築したもの。「1~11」を使い、個人の性質と人生を読み解く。
長い歴史の中で、受け継がれてきた数秘ですが、その歴史や文化故に、現代人に合うように変容されているのが現状で、それがモダンヌメロロジーが発祥した原因と言えそうです。また、「ヨガ数秘学」以外は、個人の名前も数字に転換して採用している場合がほとんどです。
そして、最も違う点が「ヨガ数秘学」の魅力です。
「運命数」は54歳以降に現れる。「ヨガ数秘学」の魅力は「運命数」の扱い方。
「運命数」とは何か?
個人の人生を観る時に、どの数秘でも必ず出す数字。それが「運命数」。「軌道数」と呼ばれたり、「ライフパスナンバー」と呼ばれたり、「ヨガ数秘学」の中では、「パーパス(目的)ナンバー」と呼ばれています。
その「運命数」の算出方法は、生年月日を全て一桁にして足して出た数字。
例えば、1994年7月5日生まれの人の場合、計算方法は「1+9+9+4+7+5=35」となり、最後に「35」をそれぞれの数秘のルールに従って最後の数字を出します。この場合であれば、「3+5=8」という計算をして「8」という数字(運命数)を出します。
この「8」という数字を使って、「人生」「仕事運」「結婚」「金運」などを読み解くのが、他の数秘のベースにあるかと思うのですが、「ヨガ数秘学」では、この数字の影響を色濃く受け始めるのが54歳以降だといわれます。それまでは、チャート上にある別の数字の影響を受ける時期なのだそう。
また、54歳以降もその「運命数」だけでなく、他の数字と連動をさせたり、「運命数」が上手く使えていない場合は、チャート上の他の数字を観たりする場合もあります。年齢を観ながら、自己対話の中で微調整をしていくことができるのです。
個人が持つ数字のエネルギーは、個人の年齢によって変化することを考慮し、個人の人生のサイクル、そして地球規模のサイクルの影響も観ながら、今の現在地を把握していきます。
そして、持っている数字を活かしながら「運命数」を開花させるという大きなストーリーが見通せるところが「ヨガ数秘学」の最大の魅力です。
名前を使わず生年月日のみで読み解くので、最も簡単なチャートといえます。ですが、そこに浮き上がるのは個人の性質含め、ストーリーが分かってしまうほど、厚みのあるチャートなのです。
究極の引き受け。「生年月日は自分で選んでくる生まれてくる」
この言葉は「ヨガ数秘学」の前提となる教えです。身に起こる出来事は、全て自分が引き受けるもの。誰のせいにするものでもなく、自分が自分の為に用意した人生のシナリオ。
全てのモノは、「破壊・創造・維持」という流れがあるように、数字にも一つ一つ意味があり、そこにはストーリーがあります。また、この宇宙には平衡を保とうするエネルギーが常に働いています。
私たちが生まれた日は、地球上にその日一番足りなかった性質である「自分」を、一番必要としていたのかもしれません。そうすることで、バランスを保とうとしていた。
全ての数字に良し悪しのように思える性質がありますが、それは必要だからあるのです。それぞれの足りないものを補い合うように、平衡を保つために必要なものといえます。
そんな風に考えると、自分の個性も、少し苦手なあの人も、許せる視点が持てたり、自分の性質を俯瞰してみれたりしませんか?それは、きっと自分や相手に期待することで生まれる葛藤を減らし、日々の生きやすさに繋がってくると思います。
そんな自分についての理解が深まる「ヨガ数秘学」。ぜひ、ご自身の為に学んでみませんか?次回の開催はこちらです。
8月3日(土)10日(土)「ヨガ数秘学レベル1」
また、今回紹介した54歳以降に活性化する「パーパスナンバー」に特化したワークショップはこちらから。
8月24日(土)ヨガ数秘学実践編「運命数秘学」