「『ヨガを教えて下さい』という人が1人でも現れた時点から、「先生と生徒の関係」は出来上がります。」
そう教えてくれた中井まゆみ先生。生徒が〇人出来たら、ヨガの先生になるわけじゃない。たった1人でも皆さんの前にヨガを教えてほしいという生徒さんがいたら、先生になる。この言葉を聞きながら、背筋が伸びる想いがしました。
こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
2022年11月から始まった、中井まゆみ先生のRYT200が先日卒業式を迎えました。私が中井先生を担当し始めたのが、今年に入ってからだったので、半分ほどしかご一緒できませんでしたが、毎週月曜に飛ぶことなく開催をされていたので、とても寂しい。
今日は最終日に中井先生が皆さんに伝えていた、ティーチング=ヨガを教えることについて、レポートしたいと思います。
ティーチングのポイント①相手のことを見ながら話す
「ヨガを教えるとき、こちらが一方的に喋っているという風にならないようにしましょう。相手がちゃんと理解をしているかどうか、確認しながら進めるのがいいと思います。」
と中井先生。もちろん生徒の中には、質問するのが上手な人もいれば、下手な人もいます。
ぱっと見ると「ちゃんと聞いてるのかな?」とこちらが不安になるような生徒さんもいます。
でも、丁度この講義の前日に、中井先生と
「不安って無くならへんやん?不安を0にしようとするんじゃなくて、不安とどう向き合うかが大切やと思うねん。」
というお話をしていたところ。ヨガを教えるって、不安も伴います。特に相手のリアクションを見れば見るほど、不安になる(笑)でも、その自分の不安とちゃんと向き合いつつ、生徒さんのことをよく見れる先生になれると良いですよね。
ティーチングのポイント②言葉の使い方。相手に伝わる言葉選びを
「相手に伝えるときは、使う言葉には注意した方がいいですね。ネガティブな言葉や相手を責めてしまうような言葉は極力使わない方がいいと思います。受け取り手が傷つかないように気を付けましょう。」
自分のヨガのクラスを受けて帰ってもらうとき、出来れば心穏やかに帰って頂きたいですよね。言葉には言霊が宿るとも云います。できるだけ、発する言葉には注意したいものです。
「それから抽象的な言葉は、使わず出来るだけ具体的に伝えてあげましょう。」
と中井先生。
これには練習も必要なのだそう。日頃から、自分の考えていることや行動を言語化する練習をしておくといいですよ、とお話してくれました。
ポイント③生徒の何を、どこを見るのか。生徒の「受けている様子」を見れる先生に
さらに、中井先生はこんなお話もしてくれました。
「アーサナができているか、形にこだわってしまうとアーサナばかりを見てしまいます。私は、受けている生徒さんが快適かどうかを見ていますね。」
特に、初めてきてくれる生徒さんやヨガに慣れていない人は、緊張していることも多いです。そんな方にリラックスしてヨガを楽しんでもらえるように、生徒さんが受けている様子を気にしてあげていると、クラスを楽しんで頂くことができます。
また、最も気を付けたいのが、クラス中に怪我をしたり、体を痛めたりしてしまわないか。
無理をしていないか、頑張り過ぎていないのか生徒さんの様子をしっかり見ておける先生になりたいですね。
私だけが正しいわけではない。何を選ぶかは本人にゆだねる
私が紹介したのはほんの一部ではありますが、中井先生は指導において大切なことを最後の講義で教えてくださいました。
「私から習ったことだけが『正しい』わけじゃありません。私(中井先生)はこう考えるけど、他の先生は違うことを言うかもしれません。何を選ぶのかは生徒さん本人に委ねるようにしましょう。」
習ったことだけが正しい答えではなく、生徒さんの数だけ正しい答えがある。生徒さんに合ったアーサナを伝えられるようになれるといいですよね。
半年間かけて学んだ中井先生とのトレーニング。今回11名の新たなヨガの先生が誕生しました。11人いれば11通りの先生のカタチがあります。
皆が自分らしい先生でありますように。そして、自分らしく活躍していってくれるといいなぁと思います。
次回の中井先生のRYT200大阪開催は8月から開講です。現在、無料説明会が開催中。ぜひ、一度お話を聞きに来てくださいね。