人体最大の関節と云われる「膝関節」。
と偉そうな書き出しをしながら、私はずっと最大の関節は、股関節だと思ってた…という恥ずかしいお話をここに暴露しておきます。(汗)
こんにちは、ヨガアカデミー大阪のべーです。
内田先生に大阪に来ていただいてから1ヵ月。楽しかったな~と思い出しながらこれを書いています。冬には来てもらう予定。今から楽しみです。そして、それまでに皆さま、解剖学知識やスキルをオンラインで身に付けておきましょう。
ヨガを教えるなら知っておきたい、体の知識
解剖学って嫌い、解剖学って苦手。何言ってるのかわからない、という皆さま。怪我や疾患、不調から勉強するというのも1つの手。
- どうして痛みが生じるのか
- その関節の構造がどうなっているのか
- 正しい使い方がどうなのか
中でも膝は、体重による負荷によって、痛みを抱えている人が多い部位。「ヨガをやり始めて痛みが軽減した」という方もいますが、それは体の中で何が起こったからなのでしょうか?
そのヒントが得られるのが、ヨガ解剖学セラピーの「膝関節:基礎編」です。
トリコナアーサナで、なぜ前脚の膝(ひざ)を緩める必要があるの?
内田先生が以前、撮影してくれたYouTubeの動画の中にこんな動画があります。「トリコナアーサナで、なぜ前脚の膝(ひざ)を緩める必要があるの?」
そもそも、人間の膝というのは曲げ伸ばししかできないようになっています。
「人間の膝って野生動物に比べたら怪我しやすいんですよ」
と動画の中で、内田先生もおっしゃっていますよね。そもそも外に突出していて、触りやすい。つまり、外からも怪我をしやすい部位。
内田先生曰く、
「膝を曲げて行うアーサナも膝を伸ばして行うアーサナもどっちも要注意」
なのだそう。例えば、「トリコナ―サナの前膝は緩めてね、ピンと伸ばし過ぎないように注意してね。」という声かけをクラスで聞いたことがある、ティーチャートレーニングで教えてもらった、なんて人は多いはず。(私も幾度となく聞いてきた。)
これはなぜなのでしょう?(動画を見てる人は知ってますよね。)
膝の動きは、曲げ伸ばしだけではない!?終末回旋運動
膝は曲げ伸ばししかできないようになっています。と書きましたが、実はこれだけではなく、完全な伸展(伸ばした状態)のときに無意識に起こる運動があります。
これを終末回旋運動と云います。
トリコナ―サナの前足をピンと伸ばした状態ですね。終末回旋は、大腿骨が外旋(外側に回す運動のこと)し、脛骨が内旋(内側に回す運動)をすることで、骨と骨をロックさせている状態のこと。
つまり、意識しないうちに、膝はねじれた状態になっているということです。こうすることで関節の安定性か増し、電車などで長く立ち続けることができるようになっています
しかし、この状態のままでトリコナ―サナをすると思わぬ怪我を招いたり、本来やりたい運動ができなくなってしまう、というのが、この動画のお話です。面白いお話が聞けましたよね。
ヨガ解剖学セラピーでは、こういった膝にまつわるあれこれを教えて頂きます。ちょっと気になってきた方も多いのではないでしょうか?例えば…
X脚・O脚についても解説!膝について徹底理解
- 膝ってどのような関節なの?
- これだけは知っておきたい、膝の構造
- 膝蓋骨の役割って
- O・X脚って何?
- O脚の原因は?X脚の原因は?
- 骨盤と膝関節症
- ヒアルロン酸注射
- 水が溜まる「水」って何?
- 体重と膝の負荷
- 正座がしにくいのはなんで?
基本の構造から、膝の痛みやX脚O脚などの悩みについても解説していくのがこの講座です。
解剖学って苦手…と嫌厭している方でも、こういったタイトルなら面白く聞けるはず。いきなり関節運動の話や、骨や筋肉の仕組みの話から入るとパニックになることもありますよね。
でも、体のことを知ることは自分を知ることでもあります。せっかくこの体に生まれたからには、この体とさよならする日まで、体を大切に扱い、体を知り続ける義務が私たちにはあるのではないでしょうか。
こういったタイトルからであれば解剖学の勉強も始めやすい!ぜひ、解剖学が苦手…という方も、この講座から入ってみて下さいね。(こちら、1週間の視聴期限付きで、アーカイブ受講も可能です。)