「筋膜リリースは続けてもらうことが大事なんです。しかも楽しい、また来たいなって思ってもらえるために痛いことはやりません。」
先日初開催された、シニア向け筋膜リリース椅子ヨガのワークショップで、Miwa先生がおっしゃっていた言葉。最近、需要が多くなった筋膜リリースヨガをシニアの人にも続けていけるように、ということで出来上がった、この講座。
Miwa先生の普段のクラスが70代~90代の方ということもあり、シニアの皆さんにヨガを楽しんでもらうためのポイントがいっぱい詰まった講座になりました。
痛くない!筋膜リリースヨガは何歳でもできる
以前、筋膜リリースヨガの記事で、こんな記事を書いたことがありました。
Miwa先生の筋膜リリースヨガは、一般的に想像するような硬いローラーを使うことがないため、年齢問わず、いくつになっても気持ちよく受けることができます。今回の椅子ヨガでは、ピラティスボールを使う方法にプラスして、手ぬぐいやブランケットを使う方法も教えて頂きました。
「筋膜リリースヨガは、筋膜をリリースするっていうのもですが、筋膜の質も変えたいんです。癒着しにくくするためには、3ヵ月くらいは続けてほしいと思います。」
とMiwa先生。筋膜の質が変わると体そのものが変わってきます。そうすることで、健康の維持ができるんですね。
痛くないことが大前提。翌日の体もラクでありたい
「シニアの方に続けてもらうには、痛いなぁっていうことや、『翌日なんか違和感がある…』っていうのは避けたいんですよね。」
とMiwa先生。
確かに、あまりに強い刺激を受けると、翌日になって、「何だか体が痛い…」なんてことも。そうなると次に来るのが嫌になってしまう人もいますよね。
「終わったあとに、『あ~気持ちよかった~』『私には合ってるな~』あとは『なんか来る前と体が違う』って思ってもらうことがポイントなんです。」
とMiwa先生もおっしゃっていましたが、『また来たいな~』と思ってもらえるクラスにするために、Miwa先生の筋膜リリースヨガは、無理なく楽しくできることが中心に伝えられています。
キープ時間さえもMiwa先生特有の掛け声がカワ(・∀・)イイ!!。(笑)
椅子を使う理由。マットに座れなくてもヨガはできる
冒頭で、Miwa先生がこんなお話をされていました。
「最近の60代70代80代、めっちゃ元気ですよね。ちょっと膝だけが『今水が溜まってて~。でもここだけなのよ!』って方いらっしゃいませんか?」
というMiwa先生の問いに皆さん、「うんうん」と頷く。(笑)確かにさすが人生100年時代。皆さんいくつになっても若いし、元気!
でも、それとは対照的にこんな方もいらっしゃるそう。
「もう肩がほとんど上がらないって方もいます。もう私なんかがヨガなんて…って言われる方もいらっしゃるんですが、私はそういう方もヨガをやってほしい。動かないところがあるのであれば、動くところを動かして、今以上に悪くならないようにすればいいと思うんです。」
Miwa先生のモットーは「今自分にできることをやって自分らしく生きていく」。これがクラスにも表れているし、きっと生徒さんにも伝わっているのでしょう。
きっと、Miwa先生の想いが溢れたクラスになっているのだろうと思いました。
ヨガと共にトレーニングも。シニアに必要な筋力強化
ヨガをやって気持ちよかった~というのも良い効果ですが、年齢を重ねるにつれて、一緒に行いたいのが適度なトレーニング。
「シニアへの筋膜リリースはリリースだけじゃないんです。強化もしたいんですよね。緩めていくだけじゃなくて、動く間に筋肉を呼び起こしていく。その状態を維持したいんです。」
とMiwa先生。
筋膜リリースヨガは、よじれや歪んでしまった筋膜をリリースすることで、筋肉を動きやすくすることが可能です。さらに筋肉と共に、動きやすくなるのが関節。関節が動きやすくなったところにトレーニングを入れて強化することで、歩くこと、腕を上げるなどの動作が滞りなくできるような体にしていきます。
こうやって、ヨガとトレーニングを続けていくことで、慢性的な痛みやコリを改善させたり、免疫力や代謝が上がるなど嬉しい効果がいっぱい!シニアに向けて、こんなに良いメソッドはないですよね。
楽しく続けて、効果も高い、筋膜リリースヨガ。私は、皆さんに「100歳になってもヨガを続けてほしい」と願っています。そしてMiwa先生のメソッドならそれが可能だと思っています。
次回は、4月に筋膜リリースヨガ90分クラス(こちらはマット)が開催されます。気になる方はぜひ受講してみてください。このときは、「ブランケット1枚」でできる筋膜リリースヨガを体験できますので、お楽しみに!
筋膜リリースヨガ90分クラス
オンライン|4月29日(月祝)13:00~14:30