「誰のためにキッズヨガをしているのか?」それは自分本位なものかもしれない

片岡まり子親子ヨガ集合写真

5月中旬。ゴールデンウィークも終わり、5月病が気になるころ。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

ヨガアカデミー大阪 まあこです。

今週は、片岡まり子先生と動画撮影やインスタライブをする中で感じた「キッズヨガ」の難しさや、その裏にある魅力をお伝えしてみようと思います。子ども好きの方、教育関係の方、お子さんやお孫さんがいらっしゃる方など、子どもと関わる全ての方に届けたいと思って書きます。

幼少期ヤンチャだったという まり子先生が、なぜ教育を軸にする「キッズヨガ」を続けているのか。そんなことから、お話をお伺いしました。

「嫌われ役でいい」人との出逢いが自分を変える

親子ヨガでの講座風景

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、まり子先生といえば超個性的な先生です。幼少期のまり子先生は、大人を困らせるような子どもだったといいます。大嫌いだった先生たち、そして大嫌いだった家庭教師の先生。だけど、この大嫌いだと思っていた家庭教師の先生との出逢いが「片岡まり子」の人生を作るベースになったのだといいます。

それがなぜか。

「嫌われてもいい」そんな覚悟を持って自分と接してくれていると分かったから。

人は、嫌われるのが怖い、自分を否定されたくない生きものです。だから、「嫌われてもいい」という覚悟は、なかなか持てないのが通常だと思います。ですが、「嫌われてもいい」の裏側にある心から自分を思ってくれている感覚、皆さんも体験したことがあるのではないでしょうか。自分を認めて欲しいなど1ミリも感じない、自分のことを考えて言ってくれている言葉の数々。

ヤンチャだったまり子先生は、時を経てからその先生の大きさに気が付いたのだといいます。

人との出逢いが人生を変える。

その時、受け取れなかったとしても、長い人生の中で様々な経験を通して、自分の中に受け取れるスペースが出来ると、その反発は感謝へと変わる可能性があります。

「キッズヨガ」という楽しそうなタイトルの裏にある難しさ

親子ヨガでの講座風景

「キッズヨガ、そのタイトルから何だか楽しそうに聞こえませんか?」

現状は保育施設の人手不足があったり、園の規則があったりと、環境面で気を遣うことが多くあるかも知れません。また、子どもが先生の言うことを聞かなかったり、楽しくなければすぐに飽きてしまったり。思うようにいかないのが子どもたち。

そして、「キッズヨガ」をやってみたものの、ココロが折れてしまう方も、正直なところいらっしゃるといいます。ですが、その「ココロが折れる原因」を探ってみると意外と見えてくる「自分」のこと。

  • ヨガが好きで「キッズヨガ」をする方は、ヨガをする「自分」のことが好きなんです。だから、ヨガをしてくれないと悲しくなる。
  • 子どもが好きで「キッズヨガ」をする方は、子どもに嫌われたくないから子どもに媚びる。そして子どもに嫌われると悲しくなる。
  • 子ども教育に軸があって、「キッズヨガ」をする方は、ヨガをしてくれなくても、子どもに嫌われても大丈夫。

一概に断定することは出来ませんが、何となくわかるような気がしませんか?「キッズヨガ」で起こる現象から見る「自分」。とても興味深いものがありました。

「キッズヨガ」は、忖度のない子どもが相手なので、何よりも自分への気づきを与えてくれる「ヨガ」らしい「ヨガ」なのかも知れません。また、裏を返せばその挑戦の一つ一つが、人生の醍醐味だということも出来ます。

誰かではない。「自分らしさ」を思い出す

親子ヨガでの講座風景

自分のことに気が付いていない自分。

前述しましたが、ココロが折れる原因を探るのも、自分への気づきです。

何を隠そう私自身もまだはっきりと分かっていません。人生をかけてやっていくことかも知れません。社会とのズレを感じ、「自分らしさ」みたいなものに少しずつ気づけるようになるのだと思います。そのために、社会に出る必要があります。社会というのが、家族かもしれないし、学校かもしれないし、仕事かもしれないし、何かしらの役割を持った自分で居る時のこと。人間関係から見えてくる自分。

まり子先生のように個性的な人もいれば、目立たないことが似合う人もいます。どちらが良い悪いではなく、目立つことが似合う人は、目立つことをする。役割による固定概念から、自分に合わない自分を演じるのではなく、その役割の中での自分らしさを出すこと。

人それぞれ個性があって、それが上手く調和している。それでこそ、綺麗なハーモニーが奏でられるのかもしれません。どんな風に子どもに接するのが、無理のない「自分らしい」自分なのか。社会での自分に合った自分の立ち位置を探っていくと、日常生活でも楽に生きられるようになるのかもしれないですね。

まり子先生の「キッズヨガ指導者養成講座」では、そんなことも教えてくれます。

子どもは鏡。「キッズヨガ」が教えてくれる自分軸

親子ヨガでの講座風景

先生が「キッズヨガ」を続けている理由。それは、「自分本位なものかもしれない」とおっしゃっていました。

それは、自分勝手という意味ではなく、厳しい子どもたちと一か月に一度会うことで、自分を整えるきっかけになったり、ズレへの気づきになるから。

人としての在り方と共にある「片岡まり子」としての在り方を、子どもを通して見させられるのだと思います。

敢えて、そんな環境に身を置いているまり子先生ですが、そんな先生が、「キッズヨガ」を通して、大切にしている事。それは、

  • 「思考の自由を邪魔をしないこと」
  • 「落ち着きに必要な鼻呼吸の大切さ」
  • 「じっとしていても苦痛にならないほどの筋力強化と集中力強化」
  • 「自分の機嫌は自分でとれること」

「人間の脳は6歳までに90%完成する」といわれます。6歳までの親や教育者との関係、6歳までの経験が、その子の知能も人格もほぼ決めるようです。

人間にとってのとても大切な時期。

まり子先生が「親子ヨガ」や「キッズヨガ」をすると、圧倒的に子どもたちが楽しんでいるクラスになります。ヨガジェネレーションでも、年に何度か開催している「親子ヨガ」は、とても良い見本になるクラスです。

子どもの扱い方に正直自信がない方、子ども教育を大切にしたいけど、いつもブレて疲れてしまっている方、自分の親子関係の問題が終わっていない方など、子どもに関わる全ての方の胸に届く講座だと思います。

「天才は育てるのではない。子どもはみんな天才で生まれてくる。」

私たちも子どもの時がありました。大人になり過ぎてしまったご自身の為に、また未来を繋いでいく子どもたちの為に、「キッズヨガ」を一緒に学んでみませんか?

キッズヨガ指導者養成講座 <オンライン:5月20,21日、6月3,4日(4日間)㊊㊋コース><東京スタジオ&オンライン:9月6,7,8日(3日間)㊎㊏㊐コース>

キッズヨガTT

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