「リラクゼーション(癒し)」と「リカバリー(回復)」を軸に、産後の女性の心と身体をサポートするヨガティーチャーを目指しませんか?
講師:サントーシマ香
講座の内容
高齢出産の増加・産後ケアの重要性
近年の晩婚化、不妊治療の医学的進歩により、最近では35歳以上での出産も珍しいことではなくなりました。国内の初産年齢は、1975年の25.7歳から2022年には30.9歳へと上昇し、この50年間で高齢出産が増加していることが明らかです。
厚生労働省ホームページより
体の戻りは、若い年齢での出産のほど早いもの。高齢での出産は、金銭面や精神面でのゆとりがあることもありますが、若い頃より体力が落ちているのに加え、両親とも高齢のため、育児のサポートも受けにくく、孤立化しやすいなどの傾向も見られます。
こういった社会的背景もあり、これまで以上に産後ケアの必要性が叫ばれています。
産後ヨガの開催方式リニューアル!事前学習動画とライブ講義を合わせた形式に
この度、産後ヨガ指導者養成講座の開催形式をリニューアルすることになりました。忙しい皆さまが少しでも勉強しやすいよう理論の部分は動画で学べるように。また、全講義に復習用のアーカイブ動画もお渡しします。これまでも、産後ヨガ指導者養成講座は、産後のママが受講されることも多く、赤ちゃんと一緒に受けて頂いたり、ご家族との時間を大切にして頂けるようにと想いを込めました。
事前学習動画(5時間)
事前学習動画では、産後ヨガの理論部分を中心に動画配信をさせていただきます。産後の女性の体の変化(解剖学的・生理的)や産後ヨガでできること、できないことなど、座学で学んで頂けるところが動画になっていますので、実践の授業に入るまでにお時間があるときに視聴頂ければと思います。(動画は講座の開催までに皆さまに送付いたします。トレーニングの期間中はずっと見られるようになっていますので、復習に何度もご視聴することが可能です。)
ライブ講義(3時間×3日間)
実践部分や、理論編のご質問などは、実際に講義に参加して、先生とお話しながら進めていきましょう。産後のヨガセラピーやデモクラス、呼吸法など、ライブで受けた方がわかりやすい内容は、先生と一緒に勉強できるように構成されています。こちらもアーカイブは復習用に、全講義が終わってから2週間の視聴期間を設けています。
ヨガで産後女性の悩みをサポート!
産後は、可愛い子どもが生まれて幸せを味わう一方で、母親となった女性たちが多くの悩みに出会う時期でもあります。もちろん人それぞれの部分も多いのですが、育児が思った以上に大変だったり、夜眠れないことが辛かったり、孤独を感じたり、体のあちこちが痛むことがあったとしても、全く特別なことではありません。
少しずつ状況は改善しているものの、赤ちゃんのお世話をする中で、長い時間気を張り続け、疲れきってしまう方も多いのが日本の産後ママたちの現状です。同時に「体のあちこちに違和感があり、このままで良いのか心配」といった声もあります。
産後の身体的、精神的な変化による不安要素に対して、心と身体を整えるためのツールとしてヨガを役立てましょう。この講座では、産後女性が抱える以下のような悩みに対してサポートできる知識と実践方法をシェアします。
産後の女性に必要な2つのポイント
次の妊娠・出産を考えている場合や、子育てに必要な体力を養うため、またご自身の将来に備える意味でも、産後の時期をどう過ごすかは将来において重大な意味を持ちます。そこで、本講座では「リラクゼーション(癒し)」と「リカバリー(回復)」に焦点をあてた内容で開催していきます。
育児は長期プロジェクトなので、ずっと気を張りっぱなしでは疲れてしまいます。産後ヨガでは、初めての連続でヘトヘトな神経系をリラックスさせる要素を基盤にしながらも、ダメージを受けた部位に対し回復を促進するために役立つ機能的なポーズをおこない、適切な負荷をかけることで身体のリカバリーを促します。
”妊娠前の心身”よりも、”妊娠・出産を経たからこその心身”へ。母親となったご自身を慈しむための実用的なヨガを学んでいただけるプログラムです。
講座を担当するのは、日本人独特の文化や子育ての環境を今まさにご自身も二人の小学生を育てながら体験しているサントーシマ香。「ムーンサイクルヨガ」という女性の月経やホルモンに寄り添うヨガを考案し、女性の身体に精通した講師です。過去の受講生からは質疑応答がしやすい、講師の話がわかりやすい、産後についての視野が広がった、ゆったりした雰囲気の講座で自分が癒された…など前向きな感想をいただいている実績のある講座です。「産後」をメインに、「月経サイクル」や「生涯を通じてのホルモンバランス」についても学べる講座のため、これから妊娠出産を考えているプレママにもご参加いただけます。
ヨガのアサナ(ポーズ)に留まらず、インドの生命科学であるアーユルヴェーダの知識・実践も取り入れ、産後の生活に生かして頂くセルフケア方法もお伝えします。
サントーシマ香の産後ヨガ指導者養成講座のポイント
本講座のこだわりはこちら。
1.ストレスマネジメントの実践
ヨガニードラやマインドフルネスでストレスマネジメントを実践。ホルモンバランスや生活が一変し、ストレスを感じやすくなる産後の時期だからこそ、ストレスマネジメントとしてヨガニードラやマインドフルネスを、いかに活用していくかをご紹介します。
2.手軽に自宅で行える産後のセルフケア
産後ヨガクラスのなかでは
「授乳中のママにおすすめのリラックスポーズとして…..」
「授乳で疲れた首や肩を楽にするために….」
「疲れた時におすすめの….」
「新米ママのバランスを整えるために役立つ呼吸法は…」
など、何かと忙しく、身体のあちこちが疲れがちな産後女性のリアリティーに即した、暮らしの中で実践しやすいヨガをご提案しています。学んだポーズや呼吸法を生徒さんが自宅で活用することで、セルフケアを学んでいただき、満足度の高いクラス指導につなげましょう。
3.赤ちゃんと一緒に受講できる!
オンライン初開催では、画面にたくさんの赤ちゃんが。赤ちゃんが泣いても、ミュートにして頂いたら大丈夫。実践さながら、赤ちゃんと一緒にご受講下さいね。
毎回レッスン後には、ポイントとなる呼吸やポーズが確認できる動画教材を配信。受講後2週間は繰り返しご視聴いただけます。
講座プログラム
理論編
- 産後の女性が迎える解剖学的、生理学的な変化(A:産褥期 B:産褥期明け~6ヶ月 C:6ヶ月以降)
- 産後ヨガ指導法:クラスデザイン、空間や時間への配慮
- 産後の各時期ごとに勧められるアーサナ、避けるべきアーサナ
- 指導時の注意点
実践(録画)
- 産後ヨガで指導する各ポーズ・呼吸法
Off the mat(録画)
- アーユルヴェーダ的な産後の捉え方
- 食事とセルフケア
実践編(ライブ)
- 産後女性のヨガセラピー(母乳育児中のサポート、仙腸関節周りを安定させ緊張をゆるめる、座骨神経周りのリリース、首肩のリラクゼーション、コア(骨盤底筋群、腹筋群)を強化するエクササイズ、冷えを感じる方へのアプローチ、リラクゼーションとストレス緩和、疲れを感じる方への気分リフレッシュ、体型維持をサポートするポーズ、自律神経のバランスを整える呼吸法など)
- 呼吸法(骨盤呼吸)とバンダの活用術
- 産後ヨガニードラ
- デモクラス
- ティーチングの実践