新感覚の学問がヨガ業界へ!感覚の刺激を受けることによって起こる体の反応。これまでの体の概念が覆る!
講座の内容
動作学。初めて、その教えに触れたとき、「なんてヨガ的な学問だろう」と思ったのが正直な感想です。名前だけでは一瞬、何を指す学問なのか理解できない人も多いかもしれません。
一言で表すなら、私たち人間の動きや痛み、感情が起こるメカニズムを勉強する学問です。
皆さんはヨガでどんな自分になりたいと思っていますか?ヨガ指導者の皆さんであれば、生徒がヨガに求めているものはどんなものでしょうか?
- アーサナがうまくなりたい
- 運動不足を解消したい
- 疲労を改善したい
- 痛みや不調を改善したい
- リラックスしたい
- 不安や落ち込む感情をコントロールしたい
- 自分の自己肯定感を上げたい
今の自分から抜け出したい、変わりたいと思っている方がほとんどではないでしょうか。しかし、自分自身含め、生徒の中には中々思うような結果を得ることができず、悩んだり、苦しんだりしている人も多いはず。
今回ご紹介するヨガ動作学は、理解・実践することで、ヨガ指導だけでなく、人生そのものを大きく変化させることが可能となります。
筋肉以外にも原因がある。体をマクロの視点で捉えてみませんか?
関節の動きは運動。
運動の集合体が動作。
歩くことやアーサナをすることは動作の集合体です。本講座では、動作がどのように起こるのかを学ぶことができます。
前述のような課題を解決したいと考えた時に、解剖学を勉強される方も多いと思います。解剖学では、「前屈を深めたいから、ハムストリングを緩めよう。そのためはストレッチをしなくちゃ!」という解決策にたどり着くかもしれません。もちろん、効果がある場合もあります。それは、筋肉を単体で捉えるミクロの視点。
動作学を学ぶとマクロの視点からも、アーサナ・体を捉えられるようになります。
「バタフライエフェクト」をいう言葉をご存知方も多いと思います。「蝶の羽ばたきが、世界の裏側で大きな竜巻を起こす要因になる。」という考え方です。私たちの体を、部位の集合体としてでなく、「外部環境に適応する有機体」として見るのが、動作学です。
体・アーサナを、全く新しい視点から捉えてみませんか?私たちは外部環境からの影響を受けながら生きています。視点を変えることで、今抱えている課題の解決策が見つかるはずです。
実は、アーサナには「感覚」も影響している。感覚のメカニズムを学んでみませんか?
先ほど、「外部環境」という言葉が出てきました。私たちは環境から、さまざな情報をキャッチしています。それを受け取るのが、感覚です。
- 触覚
- 視覚
- 嗅覚
- 嗅覚
などは、想像しやすいと思います。動作学では感覚が受け取る情報を「入力」と考えます。
例えば、ヨガをする時にマットをいつもと違うものにすると、足裏から受け取る触覚、目に入る色などで視覚も変わります。これが入力が変わるということ。それが変わるだけで、アーサナ(=出力)が変わる。それが動作学の考え方です。
「感覚」というと「第六感」や「勘」のような、説明のできない直感的なものを思い浮かべる方も多いと思います。でも、私たちの体と脳には、しっかりと入力を受け取る回路があります。感じることを大切にするヨガだからこそ、感覚について一度、しっかり学んでみませんか?
どうして不安を感じるのか?不安を取り除くことで、体のポテンシャルは上がる
ヨガのクラスは、「安心・安全な場所であることが重要」と言われます。ヨガ指導者の皆さんは、その場所を作ることに注力している方も多いと思います。
では、「安心・安全な場所」の定義とは何でしょうか?それに答えられる方は少ないかもしれません。
本講座では、「不安とはどうして生まれるのか?」も、学ぶことができます。「不安がどのような時に起こるのか?」を知ることで、その状況を極力作らないことができます。それはヨガクラスでも、日常生活でも同じ。そして、不安を感じた時も、「どうしてこの不安が起きたのか?」その理由が分かるため、不安を客観視することができるようになります。
不安がなぜ起こるのか?を学ぶことは、ヨガにはもちろん、普段の生活にも大いに役立ちます。不安がない状況で、体は持っているポテンシャルを発揮できます。脳・体・心の相関関係を、動画学を通じて学んでみませんか?
日本で「動作学」を学べる機会は貴重です。プロトレーナーである山本邦子先生から学んでみませんか?
プロのトレーナーから学ぶ、ヨガ動作学
講座を担当するのは、長年アメリカのカンザス大学アスレティックコーポレーションの専属アスレティックトレーナーとして活躍し、劇団四季の専属トレーナー、そして2009年より2018年の引退まで、LPGAツアープロ 宮里藍プロの専属トレーナーとして世界のツアーに帯同していた、山本邦子。
様々なトレーニングにヨガを取り入れ、独自のメソッドを開発し、現在は、アスレティックリハビリテーション、ヨガ、運動力学、運動生理学、脳科学、感覚といったキーワードをもとに、動作学を広めている人物です。
プロスポーツ業界の最前線であらゆる人間と向き合い、共に選手に寄り添い、サポートしてきた山本邦子。本講座は、様々な選手のトレーニングにヨガを取り入れてきた講師から、新たな学びを得る貴重な機会となることでしょう。
現在は京都にて、ご自身のスタジオを持ちご活躍をされています。プライベートセッションは数ヵ月先まで満員!中々予約の取れない人気トレーナーです。そんな山本邦子先生から動作学を学んでみませんか?
講座プログラム
講座内容テーマ
・ヨガ動作学基礎の基礎(ミクロとマクロから考える)
・動きに必要な感覚の話(深部感覚と触覚を中心に)
・適切な呼吸を導くとは?
・動きを引き出す言葉と誘導